びわ湖学習会

びわ湖学習会 (水産多面的機能発揮対策事業)平成27年7月9日に開催 新旭の湖岸を美しくする会として平成25年度よりヨシ帯および干潟の保全活動等を行ってきました。3ヵ年の取り組みを振り返りながら、水産業の再生・漁村文化の活性化の重要性を広く啓発するため、びわ湖上から湖岸のようすを眺めながら、基調講演とフォーラムを行いました。また、あわせてこの活動に取り組んできた方々との交流もはかれたのではないでしょうか。 開催当日の早朝には豪雨ともいえる空模様でしたが、浜大津港を出発するまでには天候も回復し、薄曇りでの開催となりました。おかげさまでこの時期にしては凌ぎやすいものでした。 参加された方は当初予定の2割ぐらい多くなり、少々窮屈な椅子の配置となってしまいました。それでも熱心に耳を傾けられ、胸が熱くなる思いでした。 日程的には余裕をもって計画しましたが、たいへん中身の濃い有意義な一日でした。ご参加いただいた皆さま、まことにありがとうございました。   プログラム

  • 08:00 琵琶湖汽船MEGUMI 浜大津港出港
  • 10:00 近江今津港出港
  •     参加者の紹介
  •     針江生水の郷「環境保全の取り組み報告」
  • 10:40 基調講演 嘉田由紀子さん「漁師さんこそ、日本の遺産・琵琶湖の守り手に!」
  •     昼食・懇談
  • 13:00 沖島港入港 上陸
  •     沖島漁業組合・森田組合長「沖島での環境保全に対する活動について」
  • 13:50 沖島港出港
  • 14:00 パネルディスカッション
  •       コーディネーター  嘉田由紀子さん
  •       琵琶湖博物館    松田学芸員
  •       滋賀県庁水産課            久米弘人さん
  •       水と文化研究会   小坂育子さん
  •       針江生水の郷委員会 石津文雄
  • 15:30 竹生島付近で湖底付近の水を採取、試飲
  • 16:00 近江今津港帰港 解散

嘉田由紀子さんの基調講演「漁師さんこそ、日本の遺産・琵琶湖の守り手に!」のスライドの公開について、快諾いただきましたので、PDFにて貼り付けします。

20150709針江漁業文化講演第1、2章  

20150709針江漁業文化講演第3章

20150709針江漁業文化講演第4,5章

びわ湖学習会の締めくくり、参加者全員で記念撮影MEGUMI船上集合写真

2件のコメント

  1. 旧、掲示板でお願いした、この学習会の
    嘉田先生の講演のスライドを公開していただき誠にありがとうございました。
    あと、同学習会のパネルディスカッション「ヨシ帯の保全と維持管理」を聴いて、
    大浦川や姉川や天川などの河川で大雨ごとに泥水が琵琶湖に流れ込み、
    漁業に悪影響を与えている問題は、これらの河川の河口の沖合をヨシ帯にすれば
    琵琶湖に流入する泥水をこのヨシ帯で止めることで解決できるのでは?と思いました。
    私は、同学習会をきっかけに琵琶湖の環境保全の仕事をしたいと思ったのですが
    もし、こういった仕事があれば紹介してください。

    1. びわ湖学習会参加者さま
      返事が遅くなり申し訳ございません。よく似た内容を先日、facebookでも頂きました。
      大浦川の河口にヨシ帯を作れば泥水の防止に役立つのでは?と。
      残念ながら私はその専門では無いので明快な答えが出せませんが、大水の時に濾過するだけの容量を備えたヨシ帯は難しいのでは無いかと推測します。
      また、ヨシ帯を造るに当たっては元々の景観を変えてしまうことになるので、その周辺の方々に納得・了承頂くことが最低条件に含まれると考えます。姉川・天川の河口を存じ上げませんが、大浦川の河口は南側に開けていて、雄大なびわ湖が足元から広がっていますし、海津側から大浦に至る湖周道路から望む景色の美しさは格別なものがあると思います。
      その場所にヨシ帯が広がれば、それらが損なわれるのは容易に想像がつきます。
      それから、びわ湖の環境保全の仕事ですが、当委員会は残念ながら自分たちの水辺環境を自分たちなりにその時々、ケースに応じて活動しておりますので、お仕事の斡旋やアドバイスは致しかねます。私たちは最初から環境保全を目指して委員会を立ち上げたのでは無く、この地域を取り上げたテレビ番組の放送をきっかけに針江にお越しになる見学の皆さんに対応すべく組織化しました。お越しになる皆さんの目に針江ってどのように写っているのかアンケートに記入頂いておりました。また、委員会メンバーにも針江の不具合点をあげて貰うなど、改善する項目をリストアップし、重要度や緊急度の高いものから順次対応しようと毎月の役員会で検討をし、活動しております。これらは仕事ではありません。委員会メンバーはそれぞれの生業を持ちながら、休日等の時間で活動しております。
      それぞれの地域で必要とされる環境保全はそれぞれの地域毎に異なるのでは無いでしょうか?
      まずは気の合う仲間と話し合い、地域の特性に合った環境保全を見いだされては如何でしょうか?
      ここ針江に環境学習で来られた小学校の生徒さんが自分たちの地域で環境について活動されて、その成果を卒業式の日にご両親・先生を前に発表されました。当委員会の案内をしている者も招待され発表をみて、感動で涙が止まらなかったそうです。その人いわく、ほんの数時間、針江を見て帰っただけなのに、何年も活動するきっかけになった。その子たちを案内した事に誇りを保つことができた。案内冥利につきると話していました。
      私たち針江生水の郷委員会の活動の意義はここだと思います。
      多くの方にあるがままの針江を見て頂き、それぞれの方のお住まいの地域にあった環境活動をするきっかけ、機会づくりのお手伝いをさせて頂いていると実感しております。
      すいません、少々長くなってしまいました。
      機会があれば是非針江にもお越し頂ければ幸いと存じます。ありがとうございました。

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